
うちの猫ちゃん、ご飯にふりかけやトッピングしてもすぐ飽きちゃって…またたびって聞いたことあるけどどうなのかしら…??
と、なんでも飽きっぽい性格の猫ちゃんに悩んでいる飼い主さん。
ちょっと使ってみたいけど、でも…不安…なんて思っている方は
猫にまたたびを与えると腰がぬける
ということを聞いたことがあるんじゃないですか?
ちょっとこれだけ聞くと、怖いイメージがありますが、実際に売られているので悪い商品でもない。
ということで今回は、
- またたびってどんなもの?
- またたびのじょうずな活用法(うちの猫の場合)
- 猫によって合わない場合も…
- まとめ
はじめに言ってしまいますが、またたびは使い方次第で猫ちゃんをあやつれるようになるかも…?
というのはオーバーかもしれませんが、またたびって大好物な猫ちゃんが多いので、食欲を誘うことができ食べむらをなくす効果が期待されると言われています。
それでは、またたびについて詳しく説明していきますので、理解した上で利用するかしないかを判断してくださいね。
またたびってどんなもの?
まずはじめは、またたびについて知ってもらいましょう。
山に生えるつる性植物。
(うちの裏庭に生えてくる「どくだみ」みたい。)
初夏に白い花が咲き、実になります。この実には正常などんぐり型と寄生虫によってカボチャ型に変形する2種類があります。
うわ~虫がいる実なんて気持ち悪い…
なんて思ってしまいますが、意外にもこちらの実を茹でて乾燥させたものが、漢方薬「木天蓼(モクテンリョウ)」として利用されています。
ちなみに、またたびの実よりも木天蓼を使用したもののほうが、猫の反応がいいようです。
猫の反応ってどうなるの?
猫によっても違いはありますが、たいていの猫はまたたびを目の前にすると
- かじる
- 体をこすりつける
- フニャフニャ、スリスリする動きをする(マタタビダンス)
といった吸い寄せられたような行動を起こします。
では、なぜこのような特殊な反応が起こるのでしょうか?
実は、またたびの成分には
「アクチニジン」
「マタタビラクトン」
の3つからなっています。
これらには
フェニルエチルアルコール=よだれ
アクチニジンとマタタビラクトン=誘引(誘ってそうなるようになること)
というようにそれぞれ働きがあります。
この中のアクチニジンとマタタビラクトンの2つの成分が猫の中枢神経に働きかけるため、興奮したような行動を起こすとされています。
そんなまたたびを目の前にしてから陶酔(うっとりしてその境地に浸ること)したかのような状態になるのは、猫によって差はありますが10分程度。それ以降は普段と変わらない状態に戻ります。
でもこのような行動になるって、麻薬みたいなものなの…?
と思いがちですが、
猫には常習性がみられない
というのがまたたびのいいところでもあります。
ちなみに、人間には影響がないのでご安心を!(あったらさわれませんもんね)
参考文献
({またたびの研究から} 目武雄先生による解説 「化学教育 」)
またたびのじょうずな活用法
またたびの効果の強さは、粉末→液体→実→枝→葉の順となっているので、食事に使用する場合はいちばん使い勝手の良い粉末タイプがおすすめです。
これなら、フードの上に少量ふりかければ食事に興味をもつかもしれません。
またまたたびには、抗菌や免疫力アップにも期待できると言われているので、
- 食欲が落ちた時
- いつもより元気がない時
などに少量使うことで、元気がもどったりするようです。
参考までに…
うちの猫ちゃんですが、わがままな性格なため(飼い主に似たんだか…)
フードを急に食べなくなったりすることがままあるんです。
でも、たいていの場合はかつおぶしやふりかけなどで味に変化を与えると食べてくれるのですが、最高潮に気に食わないと、全く反応がないので最終手段でまたたびを使います。
うちで使っているまたたびは、近所のおじいちゃんから粉末状のものを100gぐらいかな…?
をもらったものなので市販品ではない。
なので参考までに…と書きましたが、参考にならないかも
(^^;
一応うちでは、キャットフードの上にひとまみ程度(0.2g)をふりかけます。すると、全く反応しなかったわがまま猫がガツガツ食べるんです。しかもきれいに全部!
これをみると毎日あげたくなりますが、やはりこれは最終手段として使っています。
だいたいうちでは1ヶ月に2~3回ほど使用ですね。
しかも、微量なのでなかなか減りません。
そのため保存には気をつけています。
またたびの効果は香りが大切。
有効成分のマタタビラクトンは揮発性のため、密閉容器またはジップロックなどに入れて保存。
できれば、よくおせんべいに入っている乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れれば、なおいいです!
それを、よかれと思って冷凍や冷蔵をしがちですが、冷暗所で低湿度の場所が好ましいです。
でもこのようにしても、やっぱり開けたり締めたりすることで、外気に触れて少しづつですが劣化していきます。
その目安はというと、古い粉になってくるとはじめの粉の色より濃くなってくるそうです。(もらったおじいちゃんがいってました!)
古くなると香りがぬけてくるので猫に効かなくなるみたい。
ちなみに1~2年は大丈夫ですって!
すみません、説明が長々なってしまたので、うちでのまたたび使用状況をまとめますと…
- キャットフードの上にひとまみ程度(0.2g)をふりかける
- だいたい1ヶ月に2~3回ほど使用
- 密閉容器またはジップロックなどに入れ、さらに乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れておく
- 冷暗所で低湿度の場所が好ましい
- またたびの粉が古くなると色が濃くなってくる
- 賞味期限はおおまかに1~2年
市販品に関しては、ちゃんと使用量や注意書きがあるのでそれに従って与えてくださいね。
猫によってまたたびが合わない場合も…
またたびがみんなに効くわけではないんです。
人の場合、例えばお酒では、
- いくら大量にのんでも酔わない
- 一杯のんだだけで酔ってしまう
- 少しのんだだけなのに気持ちが悪くなる
などのように、人によって症状が違います。
こんな感じで、猫によっても現れ方が様々。
しかも、全く反応しない猫もいるという…
また、メスとオスではオスのほうが反応しやすく、子猫や去勢手術済みの猫は反応がよくない場合があるそうです。
特に反応しすぎてしまう猫ちゃんの中には、
興奮しすぎて凶暴になる
呼吸不全で命の危険
と、なる場合もあるそうですが…
こうなってしまうのは、
- 与えすぎ
- 持病をもっていた
- 老猫
など、用法.用量を守ってなかったりすることで異常な反応を起こすことが考えられています。
なので、与える場合は必ず用法.用量を守って与えるようにしましょう。
それでもやっぱり不安…と思う方は、病院で相談したほうがいいでしょう。
まとめ
今回は、飽きっぽい性格でどうしてもご飯を食べない猫ちゃんにおすすめのまたたびについてお話しました!
使い方次第で、わがまま猫ちゃんにご飯をぺろりと食べさせることができるまさに魔法の粉!
でも一つ間違えば、毒となってしまうかもしれません。(こんなこと書いたら使いたくないですよね(^^;
ということでまとめてみると…
- フードに少量ふりかけて与えてみる
- 必ず用法、用量を守って与える
- 保存はしっかりしておく
- 常習性はない
- 猫の中でも効かないこともある
またたびを使う際は、猫ちゃんの体調をみて飼い主さんが判断して与えるようにしましょう。
やっぱりまたたびを使うのはちょっと…
と不安な方はフードを変えてみるのもいいかもしれませんね。
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